Entries
DOOR TO DOOR
二宮和也さん主演の『DOOR TO DOOR』を見ました。
感動三部作、の最後の作品らしいですが、前の二つは見ていません
こういうドラマって、ちょっと目を背けたくなる気持ちもあって、
その時の気分によっては見ないこともあるんですけど…
『流星~』からますます気になったニノだから、今回は見る気満々でしたよ
脳性まひで体が不自由な英雄は、朝晩と忙しく働く母と二人暮らし。
働きたい意思を見せた英雄のために、母が懸命に頼み込み、
ようやく勤め始めることが出来たのは、浄水器を訪問販売<DOOR TO DOOR>する
キラキラ商事というこじんまりとした会社でした。
英雄を見て、社長や同僚となる社員がけっこうなズケズケ具合で
思っていることを言うのですが、そういう対応には慣れているからと返す英雄。
粘り強い交渉の結果、とりあえず、つなぎという立場で働かせてもらえはするものの
最初は訪問しても話も聞いてもらえず、ドアを閉められていましたね。
でも、めげずに根気良く続けていくことで、向かい合ってくれる人たちが次第に増えていき…
おばあちゃんに取り付けた浄水器をそのままでいいから、と言われたときとか
いつも通るマンションの管理人さんと打ち解け、いつしかネクタイを結んでくれるようになったりとか、
マンションの理事会で大勢の前で堂々と説明して関心を得られている様子とか、
見ていたら気持ちよい鳥肌が立ちそうになりましたわ~(笑
キラキラ商事が倒産しても、社長の心遣いで次の会社に勤めることができた英雄。
彼が新たに企画したメディカルメイクも興味深いものでした。
確かに、ちょっとぶつけたアザでも気になることはありますし
そこがコンプレックスという人にとって、あんな風に隠すことができたら
本当に救われるし、変われるだろうなぁと…
母のリハビリでのアザと、浄水器を嘘値段で売りつけてしまった親子がきっかけになり、
メディカルメイク販売がリアリティを帯び始め、実際に動くことで現実として広がっていって。
アンテナの張り方が、これまでの自分の立場や目線を活かしているからこそ
悩んでいる人のかゆい所に手が届くんですよね。
英雄の言動が実直だから、さおりを始め、周囲にいる人々も変わっていくし
彼を支えていた“父の残した言葉”が物語の最中にいくつも出てきましたが、
話が進むにつれ、それらは実は母が作っていたものだということがわかりました。
父という目標像を据えて、英雄を自立させようと頑張ってきた母心。
嘘だったとしても、二人の絆がさらに強いものになった最後の会話シーンに涙
「やりたいこととできることは、必ずしも別じゃあない」
一回りも二回りも大きくなっていた英雄を見て、安心したような母の表情…
母はその後、容態が急変して亡くなってしまいますが、
もう英雄は大丈夫だろうな、と見ている側も思えたから
ここでは悲しみよりも清清しい気持ちで見られたような
英雄の企画は、会社の中でコスメプロジェクトとして発進していました。
「どんな仕事でも、残るのは最後まで続けた人」
父でも母でも、どっちの言葉でも良い。
英雄の引き出しには、彼を支える素敵な言葉がたくさん詰まっているんだなぁと思うと
なんだかうらやましくもありましたね
この手のドラマを見ると、いつも自分の甘さ加減に嫌気が差したり、
偽善的な感情に自己嫌悪したりもするんですが
ニノの好演のおかげで爽やかに前向きに見終わることが出来ました(苦笑
ニノの演技にはすごい、としか言えないくらい見入ってしまいましたわ~
改めて尊敬しちゃいますよ…
他の二つの作品も見とけば良かった。。。(再放送してたらしいのをさっき知った
またいつか放送されることを願っています~
0件のコメント
コメントの投稿
4件のトラックバック
DOOR TO DOOR~僕は脳性まひのトップセールスマン
- 2009-03-31 01:11
- 発信元 : ブルー・カフェ
「DOOR TO DOOR~僕は脳性まひのトップセールスマン~」
- 2009-03-31 01:31
- 発信元 : ブラック・キャッスル
感動ドラマ特別企画DOOR TO DOOR~僕は脳性まひのトップセールスマン
- 2009-03-31 20:34
- 発信元 : 掃き溜め日記~てれびな日々~
DOOR TO DOOR~僕は脳性まひのトップセールスマン
- 2009-04-08 10:59
- 発信元 : 読書・映画・ドラマetc覚書(アメブロ版)
- トラックバックURL
- http://hibiyuru.blog10.fc2.com/tb.php/220-dd31c8d2
- この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)