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最近の映画メモ
最近観た映画やDVDのざっくり感想メモ。
『ハルフウェイ』
北川悦史子さん×岩井俊二さん×小林武史さんということで気になっていた作品。
年齢的にはやっぱり若いからなぁ…と若干観賞に不安(笑)はあったけど、
あの頃ならではの心の揺れとか、無茶っぷりとか(これは性格にもよるけど)、
生活における恋愛の位置づけとか、すべてが爽やかで甘ズッパくて
自分が高校生くらいに感じていたことを思い出しては
妙な気恥ずかしさ+大人になっちゃったなぁという妙な感慨を味わえる作品でした…
キャストの皆さん、ほとんどアドリブらしい?!ということで、もちろんすんごく自然。
本当に素っぽいから、映画を見ているという感覚すら無くなってきそうでした(笑
映像は、手ぶれや優しい色味など、この世界観を作っている要素としてすんなり入ってきたし
見たことあるような小樽の風景には、そこはかとない懐かしさも感じられたりしました。
Salyuの歌と、うっすらトレースしたような、ラインのアニメーション映像の
エンドロールは素敵でしたわ~
『チェ 39歳別れの手紙』
『28歳の革命』よりも情緒的というんでしょうか。。。
序盤まず、自分の友人に変装して家族との時間を過ごすシーンが切なかった
キューバ解放の後、これまでの地位を捨て、カストロの元を去ったチェ。
『28歳の革命』では輝かしい勝利を収めた彼でしたが、
こちらでは彼の思惑は少しの手ごたえすら得ることもできないまま…
薬を欠き、持病のぜんそくの症状もひどくなっていく日々、厳しい状況での戦線生活。
ただただ困窮に陥っていく中で、信念を曲げずにひたすら進もうとするチェの姿は
孤高の英雄でもある反面、ボロボロで痛々しくもありました…
ボリビア解放のためにゲリラ戦に身を投じていた彼を、ボリビア住民が密告するという皮肉。
ラストで彼が名も無い兵士に、淡々と銃殺されてしまうシーンはショッキングで…
遺体がヘリに括られて運ばれるシーン、無音のエンドロールなど
なんともいえない重い塊が圧し掛かってくるラスト
チェという人物の意思は、時代が移り変わっても、そんじょそこらの人じゃあ追いつけないほど
力強くて偉大だと、ひしひしと感じましたね。
今この時代だからこそ、見て良かったと思える作品でした。
『レッドクリフ Part I』
登場人物の名前をシーン切り替えの都度出してくれたり、
それぞれのキャラの持ち味を派手な演出で見せてくれたりと、親切丁寧に作ってあるという印象。
三国志なんて字面くらいでしか知らない…
そんな知識レベルの私でもボチボチついていけました
特別好きだなぁ~と思っている俳優さんは出ていなかったのですが(爆
孔明役の金城武さんや、周瑜役のトニー・レオンさんがかなり素敵でしたわ~
話し方とか柔らかい表情、役の人柄にはちょっとハマッたかも…
先に見ていた人からは、まるっきり序章だと言い聞かされていたのですが、確かにそうでしたね。
でも、端折らずにじっくりと信頼関係を築く描写を見せてくれたことで
より戦いの中身が面白く見られましたし、これはこれで全然楽しめました
『Part?』、劇場に行こうかどうかは迷うなぁ。。。
大画面で見たほうがもちろん良いんだろうけどね…
公式サイトで見つけたこれ、ちょっと欲しいかも(笑
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