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JIN-仁- 第5話
野風(中谷美紀)の先輩に当たる花魁(おいらん)の夕霧(高岡早紀)を
診察することになった仁(大沢たかお)。
夕霧は重度の梅毒に侵され、江戸時代の医術では手の施しようがない状態だった。
何とか救ってほしいと野風から懇願された仁だが、
特効薬の「ペニシリン」がない今、治すことはできないと告げる。
一緒にいた洪庵(武田鉄矢)からも何かできることはないかと言われた仁は、
花魁たちに梅毒の検診を申し入れるが、あっさり拒否されてしまう。
仁はどうにかしてペニシリンの製造方法を思い出そうとするが、なかなか思い出せない。
もどかしい日々を過ごしていた仁だが、あることがきっかけで製造方法を思い出す。
(gooテレビ番組より)
咲の“油ふき”から、ペニシリンの製造方法を思い出すことが出来た仁。
元々は未来の書いたレポートがヒントだったんですね~
ペニシリン開発のため、医学所に泊まりこみで作業するからと準備をする仁。
それを静かに見つめる咲…
未来の写真を見てから、ずっと仁に何かを言いたげだったけれど、なかなか言い出せず…
手伝いの申し出をして、懸命に青カビ探しをする咲が健気だ~
医学所にて、色んな物から集めた青カビから薬効成分を取り出すためカビを培養させ、
油を入れて成分を分離させ、それを精製していき…
出来た溶液をそれぞれ一尺ずつに分けて、
夕霧から採取させてもらったブドウ球菌の培地につけて、効果を見ていくのね~
駆け足で見ていったけど、相当な手間がかかってるよなぁ…
そして、三日後に、効果が出ていれば培地につけたペニシリン溶液が
菌に影響を及ぼしているはず、と。
一つ一つフタを開けていくあの緊張感…
(でも、心の中では全部失敗では終わらないはず、と思っちゃってるけど)
18番目の検体まできて、ようやく効果が出たものがありましたー
手を取り喜ぶ医学所員たちでしたが、そこに夕霧危篤の知らせが
急ぎで今開発したペニシリン溶液を持って吉原へと走る仁。
男性の着物を借りて、急遽咲もお供することに
点滴、静脈注射での処置を続けていく仁。
ペニシリンは医学所にて作り続けられ昼夜を問わず届けられるも、その効果はマチマチだったみたいで…
それでも夕霧の症状はかなり良くなっているように見えたんですが
やはり末期からの完全回復は難しかったのか…
夕霧の余力を感じ取ったあの部屋の空気がいたたまれなかった…
咲が壁にかかった全盛の頃の夕霧の絵を見て、綺麗にお化粧をしてあげようと言って。
唇に鮮やかな紅をのせた夕霧、床についていようとも美しかったですわ~
「皆様ありがとう…けど、苦しむことにはもう飽きました…」
「もう堪忍しておくれなんし… おさらばえ…」
朝日に照らされ、夕霧の合わせた手がゆっくり力尽きていき…
病気してから、自分の栄華を思い返して、何度悔しいやり切れない思いになったのか…
3年もの間ずっと、苦しみに耐えてきたということが計り知れませんわ。。。
「ありがとうござんした、先生」
頭を深々と下げ、礼を言う野風の涙声がたまりませんでした
死も救いなのかもしれない、と夕日を見ながら話す仁。
夕霧にとってはまさしくそうだったのかもしれないと思いました…
そりゃあ、完治できるにこしたことは無かったけれど、末期の病状から
少しでも昔の姿を取り戻せて、野風も、何より本人も救われたんじゃないかな、と…
仁は咲に未来との写真を見せ、
現代での彼女との出会いが江戸でペニシリンを作るきっかけとなったこと、
夫婦となる予定だったけれど、彼女の病気を救うことが出来なかったことを話して…
けれど、ここに来たのはチャンスなのかもしれないとも言った仁。
医学の針を進めれば、未来の手術も成功するかもしれないと。
黙って聞いていた咲でしたが、なんとなく…これまでの迷いが薄らいだ?
仁の歩んできた道の一部だけでも知ることが出来て、ますます信頼が増したのかな。
そんな風にも見えました
仁と未来の写真はまたも変化して…外で楽しそうに飲んでいる写真になってましたよ~
仁自身、ペニシリン開発が許される行為なのか、もちろん戸惑いはあったようだけれど
未来の書き換えに手ごたえは感じている様子で。。。
西洋医学所では伊東玄朴の失脚?(この辺よくわからなかった…
どうやら先週、佐分利らしき人物が手術していたのは、今回吉原から運ばれた女郎だったのね
その情報を仕入れた伊東派の連中が何やら企んでいるようで。
そもそも佐分利が犯人?なのか何なのかはよくわからないけど、
医学の針を進めようとする中、大きなトラブルが起こりそうで嫌な感じだわ…
洪庵の体調も不安があるみたいだし、仁が襲われてた?シーンも、
目の不自由な女郎と恭太郎の今後も気になりますね~
今回龍馬の出番は少なめだったけど、仁にライバル心を燃やす姿は可愛らしくてでした(笑