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白い春 最終話
栞(吉高由里子)は春男(阿部寛)がパン店を辞めて落ち込むさち(大橋のぞみ)を見つけ、
春男がさちの父親だと切り出す。
しばらくして帰宅したさちに康史(遠藤憲一)は、春男を引き留めるのはかえって迷惑だと諭す。
さちは意外にも素直にうなずき、康史と佳奈子(白石美帆)は安心する。
数日後、さちと康史は海に来ていた。
さちは砂浜に座って春男からもらった水彩画セットで絵を描き、
康史はさちを見ながら親子の時間を過ごせたことを喜ぶ。
一方、定食店で働き始めた春男は、竜也(デビット伊東)が9年前にスナックを開店させたことを知る。
(gooテレビ番組より)
「おじさんはね…本当はさっちゃんのお父さんなんだよ」
栞…!言ってしまいましたね…
今までの流れじゃ、きっと大丈夫でしょ~と思っていたのに…
あわてて止めに入った勇樹に、栞も続いてフォローしてごまかすも、時すでに遅し…?
春男は実家に帰ったことにして、さちを帰した栞。
康史はおじさんを引き止めるのは悪い、とさちに言い聞かせていました。
聞き分け良く見えたさちだったけど、栞の言葉はしっかり残っていたようで…
康史たちの邪魔になるから、とパン屋を出た春男は、
栞と勇樹のワッフル店の誘いも断り別の仕事を探すことに…
心配させた、と二人にお礼を言う春男は本当に変わりましたね
春男の目に留まった店は、なんと以前食い逃げし、その後お金を返したという縁のある定食屋
オヤジさんが腰を悪くして店を休もうとしたところに、春男が働くことになったのね~
その頃、念願の海へ一泊旅行に来た康史とさち。
波打ち際ではしゃいで楽しそうな二人
海の絵を描くさちの横で、二人だと照れる、と嬉しそうな康史…
「おじさんのおかげだね」
「そうだな」
康史が本当にウキウキしてるのが伝わってきて、微笑ましかった~
春男が働き始めた定食屋には安岡も食べに来ていました。
安岡が去った後、一緒にいた男性から、スナックを出した当時の話を耳にして
ある疑念が浮かんだ春男は…
仕事帰りに安岡の店へ行き、とうとう800万円の真相を知るのでした
当時借金を抱えていた圭子を救うためにお金を使ったと、正直に白状した安岡…
ナイフを出したときはえぇーー!!と思ったけど、
自分を殺せと、春男に許しを請うためにだったんですね…
「ガキ、産まれるんだろ」
「二度と俺の前に現われるな」
安岡を許して、去っていく春男…あの公園の丘で、真理子の写真を眺めながら
「もういいだろ、真理子」
これで良かったよな、と確認を取るかのようにつぶやく春男。
さちに出会った今の春男だからこそ、出せた答えでした。
さちはというと、何やら海の絵が上手く描けないみたいで、別の絵にも着手し始めていました。
おじさんにこれまでの絵をあげようと思って、栞たちの小屋を訪ねたさち。
偶然勇樹が落とした集荷伝票を拾ったことから、おじさん探しの旅に出たのね~
一人でバスに乗って、知らない通りを歩いて、人に尋ねて。
定食屋に辿り着き、笑顔で
「おじさん!!」
突然現われたさちに、ただただ驚く春男…
春男の住み込み部屋にて、近況を話すさち。
海に行って絵を描いたけど、うまく描けなかったから違う絵をコンクールに出したこと。
そして、栞が言っていたこと。
「ねぇ、おじさんって私のホントのお父さんなの?」
「おじさんばっかり描いちゃう。本当のお父さんだからじゃないかな」
さちが真実を知ったとしって、春男の心の中はどんなに波立ったでしょう…
でも、動揺を顔に出さず、淡々と言い聞かせる春男。
康史がどんなに努力してさちを育てたか。
あんなイイ親父、何処探したっていない、と…
迎えに来た康史と佳奈子に、春男に諭されたとおりに謝るさち。
じゃれ合うさちと康史を見て、清清しい笑顔の春男…
と、ここで佳奈子に恵一から電話で、なんとさちの絵が入賞したとの報告
春男からもらった筆で描いたさちの絵を、見てやってくれ、と展覧会に誘う康史と佳奈子。
4人で向かった展覧会場。
さちの作品には、パンを作っている春男とさちと康史、上には3人を見守る真理子の姿。
それを見た春男の目からは涙がポロポロと…
さちが一番描きたかった絵…幸せが滲み出ているようでした。
その帰り道、春男にパン屋に戻るよう誘う康史でしたが、
「さちを頼む」
と春男はきっぱり断りました。
でも、次の定休日に1日だけ手伝う&送別会という約束を取り付けて…
当日、以前のようにパンを仕込む康史と春男の姿。
やっぱりこんな二人がいいなぁ~と和んでいた所に…
ヤクザ?!津田さん?じゃない
ナイフを持って侵入してきた男は、なんと春男が殺した山倉の息子…
康史を春男と勘違いして、襲い掛かった男
異変に気付いた春男が止めに入って…
康史を庇い、男に刺された春男は、自らが佐倉春男だと名乗り山倉を殺したことを謝罪して…
「こいつだけは助けてやってくれ。さちの父親なんだよ」
康史を覆うように、最後まで庇い続けた春男…
病院に運ばれるも、医師の話ではもう意識は戻らないと
さちと春男を二人きりにした康史。
さちは春男の大きな手をぎゅっと握り締めていました。
「起きてよ。私のもう一人のお父さん」
「おじさん……お父さん!」
その瞬間、春男の目から涙が一筋落ちて…
春男はそのまま、さちに看取られて息を引き取ったんですね…
真理子のお墓のとなりに、春男のお墓が立てられていました。
春男のためにも、さちの父として生きていく。協力してくれ、と康史。
一緒に歩むことをうなずく佳奈子。
振り返って駆け出したさちには、笑顔で佇む春男の姿が見えていました。
栞と勇樹はワッフル店で順調に頑張っていたようでした
犯人も無事に捕まったようで(新聞記事の内容はよく見えなかったけど
むらかみベーカリーでは、さちが描いたおじさんとの思い出の絵がたくさん飾られて…
春男はここでちゃんと生きてるんだなぁ、と思うと
悲しいけど、春男本人は本望なのかもしれませんね。。。
(あ~、でもやっぱり涙が止まりません~)
春男には生きていて欲しかったけど、犯人の男も人の子…
仕返しなんて受け入れ難いけど、これが春男に与えられた償いの形だとするなら、
仕方が無いのかな…といった感じでもありました
何にしても、さちがあの時真実を知ったことは良かったんだなぁと思えます。
これからの康史との生活のためにも…
本当のところは、あの絵のような幸せな最後が望ましかったけどね。。。
うーむ。まだ他のドラマ終わってないけど、今期で一番好きだったドラマと思います。
温かくて素直に泣けて、毎回見終わった後に浄化されるような素敵なドラマでしたわ~
阿部さん&エンケンさんのおっさん組にこんなに心奪われるなんて…(苦笑
のぞみちゃんの可愛さにもガッツリハマってしまいましたし
「一生お前につきまとうぞ!」
純白アベアーには最後の最後に笑わせてもらって、ちょっと救われたかも