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銭ゲバ 第6話
非正規雇用者を正社員にしたり、寄付をしたり、話題性のある戦略で
次々と新聞紙面を飾り、若社長として上り調子の風太郎。
「働けアリども…俺の銭を増やすために」
金庫内に積まれている札束を見て満足気…
三國家に現われた健蔵は、いつもの調子で茜と談笑していました。
どうやら会社に行っても風太郎の指示で合わせてもらえないらしく…
緑が可哀想、と口先だけの言葉を言って、おこずかいはちゃっかしもらっていくのね~
荻野を社長室に通した風太郎でしたが、
目撃証言があるという事実をつきつけられて…
葬り去ってきた人たちが脳裏をかすめていく中、風太郎は母のお墓参りに行くのでした。
もしも宝くじが当たったら…と、次々母のためにしたいことを挙げていく風太郎。
そんな風太郎を笑顔で抱きしめる母…
子供の頃の記憶を思い出し、涙を流す風太郎。
「他にどうしたら良いかわからなかったんだよ…」
「僕は天国には行けんから、お母さんには会えないよ…」
自分のしてきたことを充分にわかっていて、後悔だってしている…
けれど、戻れないことも嫌というほどわかっていて、矛盾も何もかも押し込めて生きている…
たまにこうやって吐き出す弱音の本心が、もう見ていて本当に痛々しくて仕方無いです
お墓参りの帰り道、そんな風太郎の前に母・桃子にソックリのホームレスの女性・寛子が
無理矢理ホテルに引き連れてきて、服やら靴やらの身の回り品や食事、
さらに大金まで置いていき、笑顔で去っていく風太郎。
風太郎にしてみれば、桃子に出来なかったことを、たとえ代わりでも良いから
そうしてあげたい、そうさせて欲しいという自己満足。。。
寛子からしたらサッパリわけがわからないでしょうから、案の定とまどっていましたね。
で、もう一度荻野を招いた風太郎でしたが、こっそりと荻野のことを調べていたようで。
心臓の悪い奥さんと息子がいるのを知り、海外での手術をすすめ、
その費用まで渡そうとする風太郎。
いやぁ~やり方が汚いね…弱みに付け込んで買収なんて
息子さんに母を亡くした思いを味わわせたくない…というのは本当なのかもしれないけど…
机の上にどんどんとお金を積み上げる風太郎でしたが、荻野はそれを弾き飛ばし
風太郎に掴みかかり殴りました
よ、良かった…荻野がまともな思考の持ち主で…
もしかしてこの人も…って一瞬でも思ってしまって申し訳ありません。。。
「捕まったら死刑だぞ!」
警備員に抑えられながら出て行く荻野…
殴られて口の中が切れたのか、真っ赤な歯で笑う風太郎…こわいよー
伊豆屋に訪れ、べらの煮付けをいただいていると、そこに由香が帰ってきました。
風太郎を見て、表情が変わった由香。
あのとき、屋上から落ちてきたお金を返して
「最低だよ」と…
「ごめんなさい」
素直に謝る風太郎。
「お金持ちになってもおかしくなんないでね」
伊豆屋の皆さんの温かさも、風太郎には届いていなかったということか…
お手洗いにいる間に戻ってきた真一を、盗み見るようにしていた風太郎。
そして、その後…
病院にいる荻野の奥さんが階段から突き落とされたのでした
あの格好って、真一を装っていた風太郎??まさか真一本人じゃないですよねぇ…?!
寛子はというと、風太郎の与えたものに手をつけず、自分の服を着て
元いたところに戻っていました。
で、大金を持っていたことで警察に事情を聞かれていたところに風太郎が呼ばれ…
「死んだお袋に似てるとかゆうの止めてよ」
結局は風太郎が一方的にお金を渡して、二人は別れたのですが
なんとその後、仲間の元に戻った寛子は、金目当てとなった仲間たちの
いざこざに巻き込まれてしまいましたよ…
そして、そんなことは知らない風太郎は、あの約束のカタをつけるために
健蔵を呼びつけるのでした。
10億が入ったケースを見せ、約束を思い出させる風太郎。
「無駄使いしちゃダメでしょ、風太郎ちゃん…」
それを持ってトンズラしても、全財産使って見つけ出す。
とりあえずこれで健蔵も姿を消すのか?
まさか約束を守るわけはないだろうから、生存が見つからないよう逃げ回るのかなぁ。。。
いつものようにうなされて目覚める風太郎は、寄り添う茜をはねのけて、緑のいる居間へ…
注文の品が届いたと言って、運ばれてきたのはマカロンタワー!
それを挟んで、緑に話しかける風太郎。
大人になっても変わっていない緑は騙しやすかったと。
マカロンを金持ち食いしながら、自分の有り様になのか
「くだらねぇ…」
と吐き捨てるようにつぶやく風太郎。
緑の頭の上からマカロンを落とし、落ちたものを拾って集めて、緑の口へ持っていき…
と、その瞬間、緑がそれをはねのけました。
「可哀想!哀れな人ね… お金の使い方も知らないのよね」
「何に使った?言ってごらん?」
譲次の死で、風太郎という人物についての疑惑が確信に変わった緑は
頭のおかしくなったフリをして、彼の本音を暴こうとしていたんですね
いやぁ~、なんていうか、ズケズケと上から目線で風太郎を責め立てる緑。
驚き怯えながらその言葉を聴いている風太郎。
なんだろう…風太郎を応援している気持ちはあったんだけど、
この緑の反撃にはゾクゾクしちゃいましたわ~(爆
風太郎が不幸のどん底に落ちていくのを、絶対に見届けるという緑。
そりゃあそうでしょうね…彼女が風太郎に影響を与えたことも事実とはいえ、
こんな形で復讐されるのは間違っていますから。。。
そこに荻野と菅田が現れ、風太郎はあっさり逮捕…
緑が言っていたように、風太郎は子供のときから成長が止まったような
まるで毒っ気が抜けたような顔で連行されていくのでした。
そして連行中の車内から寛子が死んだことを知り、その理由に嘆く風太郎…
「金が一番じゃないのかよ!金で幸せになれないのかよ!嫌だぁーーー」
うぅ…もう、可哀想としか言えないですよ。。。
自分がしてきたことを正しいと判定出来るように、ゴリ押しで道を補正しているつもりの風太郎。
本当は、全てわかっていてやってるんじゃないかとすら思えてしまいます。
ここで捕まってしまうのは、ちょっと予想外でしたけど…
緑に全て知られてしまったわけですが、今後どうこの状況を覆す気なのか…
脅された春ちゃんは緑に話しちゃうかもですし。
でも真一の存在が風太郎を助けることにはなりそうです…
唯一の味方?である茜はどう出るのでしょうかね