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魔王 最終話
「タバコを買ってきてくれないか」
取調室まで芹沢を呼び出した典良、もう覚悟を決めていたのね…
宗田殺しのときに使用したものと同じタバコで、自らの命を絶ってしまいました…
父に言いたいことを言える芹沢をうらやましく思っていたと、最後に話した典良。
この人は本当に芹沢家を思っていたんだなぁ…
典良の死を聞き、駆けつけた栄作はこれまでの彼とは別人のように弱弱しくなってしまって。
折りたたまれた遺書を見て、自分を責めていました…
息子達の幸せを願って進んだ道が、今になって誤りだと気付いた栄作。
去っていこうとする芹沢に
「どんなことがあっても、お前達二人は私の息子だからな」
いやぁ~、ズルいよ!(苦笑
急に良い父になっちゃってさ…くっそぅ…といいつつもらい泣きでしたわ…
芹沢の11年間の辛さがわかる成瀬だからこそ、
芹沢を許してやってくれと言う中西の言葉、そして壁にもたれて咽び泣く芹沢の姿に
成瀬自身、心が崩壊寸前…赤い部屋で我を忘れたように写真をひっぺがすのでした
そんな成瀬の前に現われたしおりは、まだ彼を引き戻すことを諦めていませんでした。
成瀬の突き進もうとしている先には、美しい景色が待っているのか??
しおりの言葉に瞳を潤ませる成瀬でしたが、抱きしめるしおりの手をゆっくりと下ろし去っていく…
もう成瀬にはしおりの言葉も届かないのね…
葛西との接見にて、自らが保釈金を出したと言う成瀬。
「愛する人を大切にしてください」
自分の叶わぬ想いを重ねてる成瀬がも~、悲しすぎます。
自宅にて家族写真を見て思いを噛み締めていた栄作には不意に心臓の痛みが襲い…
栄作が電話に出ないことを不穏に思った芹沢が自宅に戻ると
そこにはすでに動かなくなっていた栄作が…
せっかく親子の隙間が埋まった途端の不幸。
「父さんと話したいことがたくさんあったのに…」
兄に続き、父までも失くしてしまった芹沢が可哀想すぎましたよ~
もう全て失ってしまった芹沢は、ある決意を持って動き出し…
その頃、成瀬にも危機が迫っていました…
葛西を釈放したことに納得がいかないと、怒りを露にした山野!
もはや自己満足とも言える復讐に燃え、取り出したナイフで
そのつもりじゃなかったと言え、成瀬の腹部を刺してしまいました…
いーやーーー
まさか山野に…こんな小物にやられてしまうなんて!!酷すぎる…
無事保釈された葛西は、麻里との再スタートで幸せになれるかと思いきや、
その暴走山野に刺されてしまい…
その後が描かれてなかったけど、たぶん助かってないですよね…
笑顔で料理を作って待つ麻里の姿がもう、見ていられなかったですよ
そして山野は射殺された?ここ、付いて行けてなかったんですが
芹沢が撃ったんですか??それならちょっとビックリですが…
成瀬はなんとか傷を押さえながらも、なんとか一人街を歩いていました。
山野に会う前にしおりに手紙を置いていってたんですね。
手紙には、しおりへの感謝と愛する想い、そして謝罪と決意が書ききられていました…
しおりと共に生きることを夢みてた、って…(涙
「申し訳ありません、今までありがとう」
手紙を読んだしおりは、走り出しました。
芹沢に呼び出され、向かう途中に腹部の傷を隠し、残された力で魔王の表情に戻る成瀬。
「今死ぬわけにはいかないんだ…」
この言葉の通り、芹沢に命を絶ってもらうことが、成瀬の復讐の終わりだったんですね。
ついに因縁の場所で対峙する二人。
銃を持つ手が震える芹沢に、自分を撃つよう、言葉を投げる成瀬。
も~止めて~(爆
お互いがお互いの罪に苦しんで、終わりにしたいと願い涙をながす姿が
もうやり切れなさすぎました…
二人が揉み合いになり、銃声が響き、一瞬の静寂…
撃たれたのは、なんと芹沢でした…
「精一杯、自分のために生きてください…友雄さん…」
成瀬の手を取り、こうなって良かったんだと、
自分のことも成瀬自身のことも許してくれと言い残し、こと切れた芹沢。
「死ぬな!芹沢!」
もう涙声で言葉になってない成瀬の悲痛な叫びが…あぁ~(号泣
二人で壁に寄りかかり、すでに息絶えた芹沢の隣で彼の残した言葉を反芻する成瀬。
もっと早くにお互いを許しあえていたらと思うと…
アカン、思い出し涙が…(爆
しおりが辿り着いたときには、二人はまるで親友のように寄り添って、
眠るように息を引き取っていたのでした…
手にはあのハーモニカ
その後の映像のように、ようやく暗いトンネルから抜けられたんだと思うと
悲しいけどハッピーエンドなのかもしれません。。。
それから…
退職し、海辺の街で穏やかに暮らしていた中西の元に訪ねてきたしおり。
二人にも見せてやりたかった、という美しい海に、二匹の蝶が羽ばたいていったのでした…
が!
最後、仏壇に供えられたハーモニカで、しおりが何か見ちゃってましたよ…
二人の最後のやり取りが見えたんだろうか??それとも別のモノ…?
えぇーー!?これ、いらなくないですか…(爆
海のシーンで終わっても良かったですよ~、もう、変に気になって
余韻が中途半端になってしまったかも…
とはいえ、最後までしかと見させていただきました~
大野さんも生田さんも、新しい一面を見せてくれて本当に素晴らしかったです!
もう、二人の迫真の演技が本当に魂のぶつかり合い!って感じで
見ているこっちまで鼓動が早まる思いでしたよ…
あと、皆さんが流す涙がひじょーに美しかったのが印象的でした
あぁ~しばらくはこの衝撃で腑抜けになりそう。。。