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カールじいさんの空飛ぶ家
『カールじいさんの空飛ぶ家』観て来ました~
あらすじ(allcinemaより)- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
「ウォーリー」のディズニー・ピクサーが贈る感動のアドベンチャー・アニメーション。
偏屈で孤独なガンコ老人が、亡き妻との約束を果たすべく
2人の思い出が詰まった我が家に大量の風船をつけ、
偶然乗り合わせた少年をお供に大冒険に繰り出す姿を、
アクションとユーモアを織り交ぜエモーショナルに綴る。
監督は「モンスターズ・インク」のピート・ドクター、共同監督にこれがデビューのボブ・ピーターソン。
古いけれど手入れの行き届いた一軒家に暮らす老人カール・フレドリクセン。
開発の波が押し寄せる中、頑なに家を守り抜いてきた。
そこは、いまは亡き最愛の妻エリーとの素敵な思い出に満たされた、かけがえのない場所だった。
しかし、ついにカールは家を立ち退き、施設に入らなければならなくなる。
そして迎えた立ち退きの日の朝、なんとカールは無数の風船を使って家ごと大空へと舞いあがるのだった。
それは、エリーと約束した伝説の場所“パラダイス・フォール”への大冒険の始まり。
ところがその時、少年ラッセルが空飛ぶ家の玄関に。
驚いたカールは渋々ながらもラッセルを招き入れ、一緒に旅をするハメになるのだが…。
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以下、ネタバレありの感想です。
やっぱり序盤のカール&エリーの出会い~別れまでの一連のシーンでしょうか。
優しいBGMに載せて、一つ一つ切り取られた場面に
カール&エリーのお互いを想い合う気持ちがギュッと詰まっていて…
時間にしては短くて、あっという間なんだけど
二人の歩んできた人生が凝縮された秀逸な追憶のシーン、
これだけで満足といっても良いくらいでしたわ~

実は冒頭の短編ですでに涙ポロリ~していたんですが、
この時点で本格的に涙腺崩壊しました(爆
カールじいさんが旅立ってからは、個性溢れる仲間達の登場と
彼らのやりとりに大いに笑わせられました

じいさんにうっとうしがられようと、あくまでマイペースで子供らしいラッセルに、
奇抜な南米カラーの鳥ケヴィン、翻訳機械を通して言葉を話す犬のダグ。
彼らの言動には、館内からいちいち笑いが起こっていましたよ~
私も珍しく、肩を震わせて笑っちゃいましたわ

鳥好きとしては、ケヴィンの「シャーッ」がお気に入りです(笑
目的地のパラダイス・フォールは冒険早々にお目見えしてしまうので、
そこからが珍道中本番なんだろうなーと思ってはいたんですが
更にカールじいさんの憧れの人だったマンツが、敵として出現することになるとは意外でした

マンツって、ただただ汚名挽回のために
人生をかけて鳥を探していた生粋の冒険者なわけで。
ケヴィンを見て血眼になるのも少しは理解できたんですよね…

なので、カールじいさんと闘ったところまでは良かったとして、
最後に下界に落っこちてしまったのには、正直憐れみを感じてしまったわ。。。
老体をバキバキ言わせながら闘った仲なんだから(笑
最後は和解してくれたら、もっと後味良かったのになぁと思いましたね。
闘いの中で、今自分が守るべきものに気付き、とうとう家を手放したカールじいさん。
思い出の詰まった家が、白い雲の中に沈み行く姿は
切なくて儚くて、でも悲しくはなくて、不思議な感覚を覚えましたわ~
降りていった家が、パラダイス・フォールの隣にちょこんと佇んでいるオチは素晴らしかったです

…ん??今思ったけど、もしかしてあの家にマンツが住むことになるって意味だったのかしら??
だとしたらそれも酷っちゃ酷だけど(苦笑
大冒険が終わり…
本当のおじいさんと孫のように、縁石に腰掛けて話している
カールじいさんとラッセルが微笑ましくて、また涙…
新しい絆が生まれて、新しい日々をスタートさせたカールじいさん。
これがエリーの願いだったんだなぁ、と改めて愛の深さに感動したのでした。
*****
予告にて「いくつになっても、旅に出る理由がある。」というコピーに痺れてから、
この映画は絶対見に行こうと思っておりました。
私も旅行が好きで、いつかスケールの大きい旅に行きたいと思ってるせいか
カール&エリーへの感情移入度が自分でも予想以上となり(笑
かなり感情が高ぶっていたのか、実際映画を観ているときは、
ほぼずっと目に塩水が溜まった状態でした…

そんなあまりに涙もろすぎる自分に呆れる気持ちが観賞の邪魔をして、
部分部分、集中出来なかったのが悔しいわ~(爆
そんなんなので、所どころ解釈不十分なところもあったかもしれません。
あぁ、今すぐもう一度観直したい。。。
幅広い年代が、それぞれの視点で楽しめる作品だと思います。
歳を重ねる度に見直してみるのも、その都度違った感想を抱けそうで面白いかもしれませんね

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3件のコメント
こんにちは~。
- 2009-12-17 09:54
- 編集
*manaさん*
コメントありがとうございます~

> 『グラン・トリノ』のように、少年との出会いで心が…
> ってお話は大好きなので、ビンゴでした。
『グラン・トリノ』まだ観ていないんですよ~
確かクリント・イーストウッドが頑固なおじいさんなんですよね。
出会いによって人の心が動かされていく様をみるのは
色んな意味で興味深いですわ~

> 特にラッセル少年のキャラは大好き♪喋り方がもう最高。
> 字幕版しか観てませんが、声優もピッタリだと思いました。
> 「ケヴィン!」って呼ぶだけで笑える(笑)
最初に出てきたときの、あいさつを二度繰り返すところで
もう掴まれちゃいました(笑
私も字幕で観たんですけど、ホントに声が自然でしたよね~
違和感無く、すんなり物語に入れましたわ

ケヴィンという名付けのセンスも天晴れです(笑
> 同感。敢えてそうしなかったのはどうしてでしょう。
> やっぱりマンツが住む?(笑)
うーん、何故なんでしょうね~??
和解してくれたら綺麗に丸く収まったのになーと、そこだけ気になっちゃってます。
長年秘境に暮らしていたマンツなら、
あんな場所でもなんなく暮らせそうな気が…(爆
> 私もまた観たくて、娘と観ちゃいましたよ♪
> 娘と泣きツボ笑いツボが同じで嬉しかったです。
> ホント何度観てもいいですわ~。
娘さんもツボが同じ…うらやましいです~

うちは夫と観に行ったんですけど、笑いのツボは良いとして
泣きのツボが…というか、ヤツには泣きのツボは無いようでした(爆
見方が似ていると、観賞後の感想も盛り上がれるので良いですよね~
私ももう一回くらい観たいので、その際は他の人を誘おうっと(決意
- 2009-12-18 23:31
- 編集
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なお、twitterも開設しましたので、フォローいただければ最新情報等配信する予定です
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- 2009-12-24 15:32
- 編集
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この映画は良かったですね~。
『グラン・トリノ』のように、少年との出会いで心が…
ってお話は大好きなので、ビンゴでした。
>二人の歩んできた人生が凝縮された秀逸な追憶のシーン
これを見せてくれたお陰で、カールじいさんが
偏屈じじいどころか、可愛いおじいちゃんに見えましたわ。
胸にジーンと来るのはもちろんですが、
つっぺさんと同じく、笑いのツボがくすぐられまくりでした♪
特にラッセル少年のキャラは大好き♪喋り方がもう最高。
字幕版しか観てませんが、声優もピッタリだと思いました。
「ケヴィン!」って呼ぶだけで笑える(笑)
>最後は和解してくれたら、もっと後味良かったのになぁと思いましたね。
同感。敢えてそうしなかったのはどうしてでしょう。
やっぱりマンツが住む?(笑)
私もまた観たくて、娘と観ちゃいましたよ♪
娘と泣きツボ笑いツボが同じで嬉しかったです。
ホント何度観てもいいですわ~。