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チャレンジド 最終話
啓一郎(佐々木蔵之介)が同行を許されなかった修学旅行に合流した上に
生徒の真鈴(藤本七海)を遭難させたため、教育委員会は彼を1週間の謹慎処分にし、
教師として適格かどうか審議を始める。
啓一郎は京子(村川絵梨)にクラスを任せ学校を去る。
そんな中、麗(夏未エレナ)が真鈴をいじめていたことがクラスに知れ渡り、
今度はクラスメート全員に責められた麗が学校に来なくなる。
啓一郎は麗にクラスに戻っていじめ問題を解決するよう働き掛けるが、彼女は聞き入れない。
そこで啓一郎は、自分がフルマラソンに挑戦して完走できたら麗がクラスに戻るという賭けをする。
マラソン大会の当日、クラスの生徒らがコースに駆け付け、代わる代わる啓一郎の伴走をする。
(gooテレビ番組より)
いやぁ~…
生徒一人ひとりが交代で伴走しているシーンはキましたね~
多くの生徒たちが、これまでのお話に絡むことがなかったわけですが
啓一郎と並んで走って、それぞれの心情を吐き出すことで、なんていうか…
会話としては短いんだけど、生徒たちが精一杯思いを巡らせて、
自分と向き合って答えを出してきたんだなぁというのがすごく伝わってきました。
啓一郎に聞いて欲しい、という気持ちがみんな素直に出ていて
可愛らしくもあったりして…
励まされて、励まし返したりして、啓一郎と生徒たちの間にある
並々ならぬ信頼感が見て取れて、なんだかとっても羨ましくなっちゃいましたわ~
怪我でキツイ中でも、一人ひとりの個性にきちんと波長を合わせて返していく啓一郎。
何度転んでも、「大丈夫だ」と言って立ち上がって…
生徒が心配して駆け寄っていったり、まぁ最初からもうかなりベタではあるんですが
それでもジーンとして泣けちゃうのは、蔵之介さんの熱がそのまま伝わってくるからなんでしょうね~
途中からこっそりと啓一郎たちの様子を見ていて、頑なだった思いが次第に解されてきた月本。
「バカじゃないの。こんなになってまで…私なんかのために」
「生徒のためなら何だってやる。それが教師だ」
うわぁー。こんな先生に出会いたい。出会いたかった。
本気でそう思ってしまいましたわ~
そして、最後に伴走することになった月本が、友坂をいじめてしまった理由を吐露して。
ずっと一緒に仲良くしていた友坂が、自分について来れなくなったということでしたが…
それって結局は友坂のことを下に見てしまっていたってことなのかな…
大好きだったから何でも一緒にしたいし、同じ学校、進路を選びたい。
でも相手が遅れを取っているというもどかしさ。
そこで手を差し伸べる(という言い方も変?)ことが出来ず、あえて突き放してしまった月本でしたが
啓一郎の言うように、愛情の裏返しの一種と言われれば…
…いや、うーん。ちょっとしっくり来ない理由だったかなぁ。
家庭環境に何かあるのかと勝手に想像していたせいかもしれないけど
幼い頃の二人の回想だけじゃなく、
もう少し月本のバックグラウンド的な説明があれば良かったなぁと思いましたね。
無事ゴールできた啓一郎。
教師たち、生徒達が喜びに沸く中、友坂に謝る月本。
「もう一度友達になってください」
見ていてちょっと照れくさくなってしまったけど、クラスが一つに戻って良かった~
そして一番手厳しかった教頭先生が啓一郎を認めていたのにホッとしましたわ
啓一郎の今後について、教育委員会に掛け合った校長…
教室にて、改めて紹介された啓一郎に、みんなが「おかえりなさい」の声。
不在の間を守ってくれたことへの感謝を述べる啓一郎に、笑顔で答える新谷。
ラストのみんなの集合写真、素敵でしたわ~
きっととても楽しい現場だったんでしょうねぇ
全5話と短くはあったけど、啓一郎がどん底から自分を取り戻していく姿、
ストレートに自分と、生徒と、周囲の人たちにぶつかっていく姿には
毎回毎回殊勝な気持ちにさせてもらいました
こういうお話って、描き方によっては見るのがしんどくなってしまうこともあると思うんですが
そういう思いを感じさせないというか…
上手くいえないけど、前向きさが嫌味にならず、素直に受け入れやすいドラマでした。
佐々木蔵之介さん@啓一郎は言うまでもなく素晴らしかったし、
彼を支える周囲の人たちの存在も大きかったですね。
特に幸江が最高でしたわ~
あんな風に家族を支えられるようになりたいわ…と、
ガラにもなく(爆)純粋な気持ちにさせられるキャラクターでしたから
毎週このドラマを見ることで、私自身のデトックスになってた気がするんで(笑
終わってしまって寂しいですが、謙虚な気持ちは忘れずにいたいですねぇ。
スタッフさん、キャストの皆さん、お疲れ様で御座いました~
2件のコメント
- 2009-11-08 11:18
- 編集
*きこりさん*
>こんな先生と出会ってたら、人生変わったでしょうね・・
自分があのくらいの歳の頃、あんなにクラスや友達についてとか
真面目に考えたことあったかな~と…(汗
あの時期に塙先生みたいなステキな先生に出会っていたら
ホント、人生観が確実に変わっていそうですわ…

自分の力で学び取るのは大変だけど、それをサポートしてくれる
先生や大人の存在は大きいと改めて思いました

>今までそんなにしっかりとした絆があったら「劣等なもの」なんて言葉出てこないと思うけど・・・( ̄ー ̄?)
そうなんですよね~
どれだけのことがあったら、そんな極端な表現になってしまうのか…

あまりに中学生らしくない言葉なので
どこかで刷り込まされたのかと思っちゃいますよね~

>「愛」とか「友情」とか「信頼」とか、ドラマでは伝えにくい思いをシンプルにまっすぐにぶつけてくれて
>気持良かったですよ。
>見てるだけで、こっちまでいい人になれたような(笑
変にカッコつけようとせずに、毎回どストレートに見せてくれて
久々にシビれましたわ~

見守っていただけなのに、すごい充実感でしたし…
私も見終わった後にいい人になれた気がして、少しの間酔ってました(笑
>ポンタもかわいかったよね。
ポンタ…塙先生よりもはるかに落ち着いてましたよね(笑
「やれやれ」ってな感じで床にあごを下ろす仕草、
貫禄がありすぎてポンタの方が主人なんじゃね?と思うことも(爆
5回という短い中、良い意味で強烈なキャラもいっぱい出てきたし
本当はもっとたくさん人間関係の絡みも見てみたかったですが
ステキなドラマを完走できたことには満足です


- 2009-11-09 22:12
- 編集
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「チャレンジド」 最終回 さよなら、先生
- 2009-11-08 11:24
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- 2009-11-08 13:37
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- 2009-11-09 00:13
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そうそう、ひとりひとりの生徒とちゃんと向き合う啓一郎の姿にもグッときましたが(走るだけでも大変なのにい~笑)
きちんと考えて、先生にわかってもらおうと伝える努力をしている子供たちにも・・(`;ω;´)ウッ
ホント、ベタな展開なんだけど、じ~んときましたわ~
こんな先生と出会ってたら、人生変わったでしょうね・・
>もう少し月本のバックグラウンド的な説明があれば良かったなぁと思いましたね。
私も月本がいじめる理由が理解できなかったなぁ・・・
こらから一緒に過ごせないかもしれないという不安はわかるけど、今までそんなにしっかりとした絆があったら「劣等なもの」なんて言葉出てこないと思うけど・・・( ̄ー ̄?)
>毎週このドラマを見ることで、私自身のデトックスになってた気がするんで(笑
わかるわ~(笑
なんかいい涙を流させてもらったというか・・・
「愛」とか「友情」とか「信頼」とか、ドラマでは伝えにくい思いをシンプルにまっすぐにぶつけてくれて
気持良かったですよ。
見てるだけで、こっちまでいい人になれたような(笑
ポンタもかわいかったよね。